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シミュレーションで看護実践力を高める
こんにちは!SimSim記事担当のハシモトです。
近年どんどん拡がりをみせるシミュレーション教育、この記事を読まれている方は既に何らかの形で関わられているのではないでしょうか?
シミュレータメーカーである京都科学は、「SCENARIOを使ったシミュレーションを勉強したい」「シナリオ作成についてもっと学びたい」…そんな声にお応えして、2016年よりシミュレーション講習会を開催しています。
2018年度は3人の先生を講師として講習会を開催しました。この記事では、その講習会の内容をご紹介します!
まず質問!
どの授業でシミュレーション教育を実施していますか?
講習会参加者は専門学校、大学の教員、また病院での新人看護研修担当者など様々です。
なので、まずは今までの参加者の方が普段どういったシーンでシミュレーション教育を実施されているのか、ヒアリングした結果をご紹介します!
【1.2年生で実施】生活援助技術 臨床看護技術 フィジカルアセスメント
基礎看護学の看護技術の統合としての演習を行っています。
看護過程と看護技術(フィジカルアセスメント・日常生活援助)への一貫性を図るために取り入れています。
【3年生で実施】成人看護学実習 看護の統合と実践
成人看護学実習では、全身麻酔で術直後の患者を対象にしたシミュレーションを実施し評価しています。
看護の統合と実践では、多重課題や優先度のアセスメントをしています。
【卒後教育で実施】新人看護師研修 大学院での授業
毎月1回、ラダー別に目標をかえて実施しています。(転倒、アナフィラキシー、吐血、胸痛、胃腸炎など)
大学院専門看護師課程で、在宅療養者のフィジカルアセスメントのスキルアップをしています。
このように、皆さま様々なシーンでシミュレーション教育を取り入れられているようです。
また、参加された方の中には「今からシミュレーション教育を取り入れたくて参加しました」という方も。
シミュレーション教育が広く普及していることが分かる結果と言えるかもしれませんね。
では、いよいよ講習会の中身をご紹介していきます!
シミュレーションを学ぼう!with SCENARIO
毎年ご好評いただいている、シミュレータ"SCENARIO"を使った講習会。2018年は、山内豊明先生、野島敬祐先生、大川宣容先生を講師に迎え、3種類の講習会を開催しました!
シミュレーションを行った後にみんなで振り返るので、シミュレーション教育で困っていること・悩み・疑問も解決!どの講習会でも、会話がはずんでいました。
①看護過程に活かすシナリオシミュレーションのいろは
講師:山内豊明 先生(放送大学大学院 文化科学研究科 生活健康科学 教授)
講義後、受講者が学修者・患者約などに分かれ2つの在宅シナリオでシミュレーション。気づきを引き出すコツをディスカッションします。
②卒前教育から臨床へつなぐシミュレーション事例
講師:野島敬祐 先生(京都橘大学 看護学部 看護学科)
京都橘大学でのシミュレーション教育事例の講義後、教員チームと学生チームに分かれてシミュレーション。シミュレーションの実践的なコツをディスカッションします。
③看護教育に生かすシミュレーション教育のデザイン
講師:大川宣容 先生(高知県立大学 看護学部 急性期看護学 教授)
講義後、学年ごとの学修目標を考えるためにグループに分かれて模擬授業計画を組み立てます。その後、実際に搭載シナリオをカスタマイズしてシミュレーション。学修目標に沿った教育デザインを学びます。
呼吸音聴診を教えるコツを学ぼう!with ラングⅡ
「シナリオトレーニング」や「チームトレーニング」を行うには、まずは確かな技術を習得するための「タスクトレーニング」が必要です。
2018年度より新たに始めたこの講習会では、"ラングⅡ"を使って実際に呼吸音の聴診をしながら演習形式で学びを深めます。
④教員のための「呼吸音聴診」セミナー
講師:山内豊明 先生(放送大学大学院 文化科学研究科 生活健康科学 教授)
呼吸音の聴診法はもちろん、講義と演習で呼吸音を教えるノウハウを学びます。
2019年も全国各地で開催中!
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した講習会は、今年度も引き続き全国各地で開催予定です。興味のある方は、お気軽に京都科学までお問合せ下さい!詳しい内容や日程などをご紹介いたします。
皆さまのご参加、お待ちしております!
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