シナリオの監修者であり、フィジカルアセスメント分野でも定評のある山内豊明先生を講師にお招きし、講義と実践形式で行うSCENARIO講習会を行っています。SCENARIOを用いたシミュレーション(在宅患者の誤嚥性肺炎や脱水症状)を通じ、ファシリテーションやデブリーフィング(振り返り)の「いろは」を学ぶことを目的としています。
演習では、SCENARIO3台を用意し、1グループ10名でファシリテータや学習者・家族役などの配役を決め、実際にシミュレーションを行います。その後、デブリーフィングを実施し、参加者同士でフィードバックを行います。お互い面識のない参加者ですが、様々な視点から活発な意見が交わされ「ファシリテータの役割について学ぶことができた」「指導する側の導き方が、学びの質に関係することを実感した」などの感想をいただいております。山内先生は「このSCENARIOを使って、教員として学習者に何をどう気づかせるか、という指導者自身の『シナリオ』を持つことも大切」と語っておられます。
※この講習会に関するお問い合わせは、京都科学まで。