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中国で開催!フィジコワークショップ
日本で多くのご施設で活用いただいている、フィジカルアセスメントモデル"フィジコ(Physiko)"。
この記事を読まれている方の中にも、「使ってるよ!」という方がいらっしゃるかと思います。
そんなフィジコですが、海外でもご活用いただいています!
今日はお隣中国から、フィジコ講習会のレポートをお届けします。
中国で開催!フィジコワークショップ
2019年1月12日、中国南部の広東省に位置する広州市で、中国初のフィジコワークショップを開催しました!
広州市は北京、上海に次ぐ中国3大都市の1つで、日本でも有名な「飲茶」の習慣がある土地。
そんな場所での初めての試み。ドキドキしながらの開催でしたが、会場は大盛況でした!
なぜ中国でフィジコワークショップ?
日本ではおかげさまでフィジカルアセスメント学修のシミュレータとしてご活用いただいていますが、中国では活用が始まったばかりのフィジコ。
教育熱心な先生方からも、「どう活用すればいいの?」「他の教育者と意見交換したい」といった声も少なくありませんでした。
そこで、広い中国で、フィジコを使う教育者が交流する場を設けよう!と立ち上がったのが今回の企画です。
- 参加者:看護学校でフィジカルアセスメント授業を担当している先生方、病院で新人看護師教育を担当している看護師
- 参加人数:約40人
気になるワークショップの内容は?
初めに、中国でフィジコを使った教育に熱心に取り組んでおられるお二人、中山大学看護学院でフィジカルアセスメント授業を担当している趙先生と劉先生に、普段どのようにフィジコを使って授業しているかについて経験をシェアしていただきました。
日頃は、タスクトレーニングモードを使って学生に心音・呼吸音の聴診を練習させたり、またOSCEにおいては、心電図機能を使って心電計の電極を貼る位置の試験を行っているそうです。
次に、実際にフィジコを使ったワークショップに入ります。
心音や呼吸音の聴診、瞳孔反射、心電図…と、フィジコでできることを確認しながら、指導方法についての議論が交わされました。
最後に、フィジコの活用方法についての動画を観ていただきました。
動画はCOPD患者状態に設定されたフィジコに対し、学生が一連の総合的フィジカルアセスメントをする内容。
患者の病態に気付き、適切な処置をし、さらに患者さんが改善したことを確認するというシミュレーションでした。
参加者の声
フィジコがあれば異常症例の勉強がしやすい。
心音呼吸音がすごくリアル。
既設患者モードは試験に使えそうですね。
普段はなかなかできないほかの先生とのコミュニケーションもできてよかったと思います。
などなど、沢山の嬉しいお声をいただきました!
さいごに
中国でも活用の場が広がりつつあるフィジコ。
いつか、中国と日本のフィジコファンの交流の場があったら…なんて、想像も膨らみました。
日本でも開催中の講習会
現在、日本国内でも教員の皆さま向けにシミュレータを使用した講習会を開催しています。
シミュレーション教育や呼吸音の講習会のご案内はコチラからご確認いただけます。
全国各地にて開催中ですので、お気軽にお問合せください!