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演習代替実習をSCENARIOで楽Simコツ
オンラインセミナー チョイ見せレポート
オンライン授業、オンライン飲み会、オンライン帰省・・・新型コロナウイルスの影響もあり、今まで対面で行っていたことをオンライン化させる流れがここ半年で急速に広まってきています。
今回は、京都橘大学の野島敬祐先生と神戸市看護大学の船木淳先生にご協力いただき8月28日に開催しましたオンラインセミナー、
コロナ禍をSCENARIOと共に乗り越える!≪演習・代替実習をSCENARIOで楽Simコツ≫をチョイ見せレポートしたいと思います。
500名の参加枠はわずか8日で満席に、あまりの人気ぶりに第2回、第3回まで追加開催された大注目の企画。その様子とは、、、?
【タイムテーブル】
- 30 min. 野島先生:学内対面とオンラインハイブリッド授業
- 30 min. 船木先生:オンライン実習
- 60 min. 座談会
対面とオンライン、シミュレータとSPの合わせ技!
《学内対面とオンラインハイブリット授業》
4年生対象の総合看護学実習 by野島先生
「私自身は、シミュレーションは実習の代わりにはならないと思っています」 という衝撃の(?)宣言から始まった先生のセミナー。本当は実習に行って臨床の現場で多くのことを吸収してほしいという思いの強い先生だからこそ、コロナ流行下で制限の多い中「出来る限り実習に近づける」ための細かな工夫が随所に散りばめられていました!
~ここでチョイ見せ~
野島先生はできる限り実習に近づける!!ためのポイントを5つに分けて解説してくださっています。 その中のひとつが「患者情報を緻密に設定」。 実際に授業で使われた設定をセミナーでは公開してくださいました。
といった調子(これでも背景のほんの一部)で、患者情報は事細かに続いていきます。一緒に実習を作成された急性期の先生がリアルな情景を作成されたそうです。野島先生曰く、実習の現場に近い情報量を提供してリアリティを高めることで、情報の取捨選択のトレーニングになり、また患者に合わせたケアが考えやすくなることで、実習記録や目標に対する到達度の自己評価をつけやすくなるメリットがあるとのこと。
その他にも先生のセミナーの中では学生のパフォーマンスを引き出すために学修目標に合わせてオンライン、シミュレータに限らず様々な方法を取り入れた事例が紹介されました!
全編徹底したオンライン代替実習!《オンライン実習》
周手術期看護学実習 by船木先生
学生の学内立ち入り禁止、臨地実習も受け入れ不可という状況下で、実習のための事前学習を活かした2週間のオンライン実習を構成された経験をもとに、SCENARIOを授業に活かすコツを解説!
~ここでチョイ見せ~
船木先生のセミナーの後半はプチオンライン実習体験。 先生とシミュレータがいる部屋と学生役がいる部屋をオンラインで実際につないで、実習を再現しました。受講者は学生のバディ役として実習の様子を見守り、観察後にチャットでフィードバックをする係になります。
伊達さん(SCENARIO)「はーい」
学生「次に、酸素が投与されていますので、酸素マスク3Lで投与されているか確認します。」
教員「はい、3Lで投与されています。」
といった流れで、アセスメントが進んでいきます。
- 学生は「思考発話法」を用いて、考えていることや次起こす行動を逐一声に出す
- 教員が学生の指示に従って手元のカメラをSCENARIOに近づけ、学生の観察をサポートする
など、オンラインでも実習に近づける仕組みが多く見受けられました。
実際に授業の中でこのスタイルの実習をされた際に、学生からは
他の学生の看護が見れて良かった
短時間で必要な情報を得る練習になった
といった感想が寄せられ、実習とはまた違った学修効果を実感できたと先生はおっしゃっていました。
その他にも、SCENARIOで実習代替を組み立てていく経緯など、「なかなかオリジナルのシナリオ作るのはハードルが高い…」「授業にうまくSCENARIOを取り入れられるか不安…」というお悩みをお持ちの先生のヒントになるような内容が盛りだくさんでした!
参加者募集中!(終了しました)
今回レポートしましたコロナ禍をSCENARIOと共に乗り越える!
≪演習・代替実習をSCENARIOで楽Simコツ≫
9月25日(金)15:30~ 第3回開催決定!
まだお席に若干の余裕がございます。 参加費無料、お申し込みはこちらまで Webinar参加登録ページへ次回またセミナーで皆様にお会いできますことを楽しみにしております!
セミナーご協力
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