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2023年 京都科学の海外展示会 SDMS RSNA 出展レポート
こんにちは! 京都科学は今年も、世界各地の様々な展示会に出展していきます!
今回は、2023年度に米国のメリーランド州で9月に開催されたSDMS(超音波診断学会)、同じく米国のイリノイ州シカゴ市で11月に開催されたRSNA(第109回北米放射線学会)、この2つの出展レポートをご紹介いたします。
この記事は「医用画像用ファントム 教材カタログ2024年度版」に掲載の記事をWEB用に書き起こしたものです。
超音波診断学会SDMS2023
SDMSとは
開催期間: 2023年9月21日~23日
会場:米国 メリーランド州 ゲイロードナショナル
SDMS(The Society of Diagnostic Medical Sonography) 超音波診断学会は、新しい超音波検査技術や診断精度の向上、超音波教育に関する知識を共有する、1970年の創立から50年以上続く学会です。超音波検査技師や学生ほか、検査に係わる医療関係者が一同に会する機会となっています。
展示内容
- NEW ブラックキューブ “BLACKCUBE for Beginner”
- NEW 直腸・膀胱ファントム
- ECHOZY (dark tone/ light tone)
- BREAST FAN
- SPACE FAN-ST
- 睾丸超音波ファントム
- 婦人科超音波診断ファントム
(妊娠7週/妊娠10週/異所性妊娠/病変/IUD/正常) - 新生児頭部ファントム(正常/水頭症)
- 超音波診断装置評価用ファントム
etc……
NEW!ブラックキューブを使った
"What's Inside?"ゲーム
展示品をピックアップしてご紹介①
ブラックキューブは、これから超音波装置を使い始める人への教育を目的としたファントムです。
8つの異なる立体をそれぞれ中身の見えないキューブに配置しています。ルールは、指定した3つのキューブの中身を、制限時間1分以内で参加者に当ててもらうというもの。視点によって図形の見え方が変わるという要素を取り入れて、より楽しんでいただけるように工夫しました。
3日間で多くの技師や学生の方にご参加いただきました。
来場者はドリンクやお菓子を手にリラックスした雰囲気でブースを訪れ、日本の展示会との違いを感じました。今年の来場者数は例年よりも少なかったものの、活気が溢れた展示ブースからは、新製品や既存製品に対する熱い関心が伝わってきました。私は現在、そして未来の開発に携わる者として、ユーザーの皆様からの信頼を守る責任を強く感じました。これからもさらに素晴らしい製品を提供できるよう、全力で努力し続けます!
筆者:株式会社京都科学 中田 恵子
第109回北米放射線学会RSNA2023
RSNAとは
開催期間: 2023 年11⽉26⽇〜11⽉30⽇(企業展⽰は29⽇まで)
会場:米国 イリノイ州 シカゴ市 マコーミックプレス
参加企業:約734社
RSNA(Radiological Society of North America)北米放射線学会は、毎年冬の時期に米国シカゴで約一週間にわたり開催される世界最大規模の放射線学会です。世界各国の放射線科医、医学物理士、放射線技師など多くの医療関係者が来場します。
学会テーマ 【Leading Through Change】
展示内容
【X線ファントム】
- NEW 可変型乳房ファントムComp-AY型
- NEW ⼼臓動態ファントムSKKⅡ型
- DECT 評価⽤ファントム
(ヨードワイヤー/PCCT ロッド) - ゲル線量計
- 電⼦密度ファントム
- ⼩児胸部ファントム5Y型
- PET/SPECT 胸部ファントム
- ムービングファントム/キューブファン
- SIM² bone Phantom(骨シンチ評価用ファントム)
- CT⽤脳梗塞ファントムKH型
- ⻭科⽤頭部ファントム
- PBU-50/70/80(全身ファントムシリーズ)
【超音波ファントム】
- NEW 直腸・膀胱ファントム
- BREAST FAN
- SPACE FAN-ST
- 婦⼈科超⾳波診断ファントム
- 新⽣児頭部ファントム(正常/水頭症)
- 小児超音波診断ファントム
- マルチモダリティ診断ファントム 上腹部モデル
- 超音波診断装置評価用ファントム
NEW! 製品化目前の「圧迫可能な可変型乳房ファントム」を展示
展示品をピックアップしてご紹介②
今年のブースには、製品化を目指して製作したプロトタイプを展示して来場者の反応を探るコーナーを設けました。
どの製品も関心を寄せていただけましたが、中でも注目度が高いと感じたのは「可変型乳房ファントム Comp-AY型」です。この乳房ファントムは、マンモグラフィ装置で圧迫することができる柔らかい素材の中に、濃度と大きさの違う複数の腫瘤、模擬乳腺を封入しています。2Dマンモグラフィと3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)における視覚評価を目的としたものです。
今年もフォトスポットは大人気‼
昨年に引き続き、今回も全身ファントムPBUファミリーと一緒に写真が撮れるフォトスポットは人気がありました!ブースに来てくださる皆さんがパッと笑顔になる瞬間は、こちらもニコニコ嬉しくなりました。
("Shall I take a photo?"だけは言えるようになりました)
筆者:株式会社京都科学 中川 智絵
【SDMS:Reporter】 株式会社京都科学 中田 恵子 |
【RSNA:Reporter】 株式会社京都科学 中川 智絵 |