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SESAM2022出展レポート
¡Hola a todos! 京都科学SimSim担当のナカです。
京都科学は6月15日から17日までスペイン・セビリヤで開催されたSESAM2022に出展しました!
その模様をレポートします。
SESAMって?
SESAM(Society in Europe for Simulation Applied to Medicine)は、医療分野におけるシミュレーションをテーマにしたヨーロッパ最大の学会です。ヨーロッパ諸国はもちろん、アフリカ、中東、アメリカなど世界中から来場者があり、その職種も医師、看護師、助産師、教員など様々です。
年に1度集会が開催されていますが、最近はコロナの影響で中止・オンラインのみの開催となっており、今回は2年ぶりの対面での集会となりました。
今回のテーマ
- Assessment Using Simulation シミュレーションでのアセスメント
- Centre Administration and Program Evaluation 中央管理とプログラム評価
- Curriculum Development カリキュラム開発
- Debriefing デブリーフィング
- Faculty Development 能力開発
- Interprofessional/Team Education 多職種連携/チーム教育
- New Technologies and Innovation 新しいテクノロジーと技術革新
- Patient Safety/Quality Improvement 患者の安全と(ケアの)質の向上
- Technical Operations 技術面での管理
- Covid – 19 新型コロナウイルス
3日間で計40以上開催されたワークショップの中で、一番多くトピックに上がったのがデブリーフィングで、次に目立っていたのが多職種連携/チーム教育でした。企業出展では、シミュレーションセンターのモニタリングシステムや、見た目のリアリティを追求したシミュレータなどが目立ちました。
京都科学の展示
京都科学は、はな、フィジコ、イチローをはじめ、15点の製品を展示しました。
中でも人気だったのが、褥瘡シミュレータ。壊死組織や血液が滲んだリアルな見た目の褥瘡に来場者はびっくり。「こんな教材が欲しかった!」とのお声をいただきました。先進国では高齢化が進む中で、日本と同様に褥瘡ケアトレーニングの需要が高まっているように感じました。
その他にもFAST/ER FANや、腹部アセスメントモデルは「うちのシミュレーションセンターで使ってるよ!」と嬉しいお声がけをいただくことも多く、世界中で京都科学の製品が使われていることを実感しました。
コロナ以来久しぶりの大型学会だったこともあり、3日間で600名以上が来場した大盛りあがりの展示会になりました!
おまけ~開催地のセビリヤって?~
今回の開催地はスペインのセビリヤ。フラメンコ発祥の地として有名です。
アフリカにほど近いスペインの南の街で、日中の気温は40℃以上。
一般的なビジネスアワーは9:30~20:00で、間に14:00~17:00までの長い休憩時間を取るそうです。暑さのピークを寝て避ける、シエスタ文化です。
エキゾチックな雰囲気が漂う、素敵な場所でした。