腹部アセスメントモデル
監修:
国際医療福祉大学 副学長 天野 隆弘
静岡県立大学 看護学部看護学科(基礎看護学) 教授 荒井 孝子
国際医療福祉大学 医学部 医学教育統括センター 助教 ババエフ タメルラン
触診という”感覚”のトレーニングこそ、モデルのリアルさが重要です。新素材で、人肌に極めて近い感触を再現しました。
実習項目
視診: 腹部全体
聴診:腎動脈雑音/総腸音動脈雑音/腸音(正常/イレウス)
触診:肝臓(正常/慢性肝炎/肝硬変)/脾臓(正常/肥大(小・大))/腎臓(正常/のう胞/水腎症)/鼠径部(正常/リンパ腫)/子宮(正常/筋腫)
打診:肝臓/脾臓
特長
人体に近い柔らかさを再現
柔軟性に優れた新素材を採用
生体に近い触感のため、正常や異常所見の臓器の特徴を指で触れ、感触を学ぶことができます。
臓器の変更で、正常と異常所見の診察技術を習得
大きさ・形状・硬さの異なる臓器の交換で、腫大や腫瘤の生むなどを触診できます。
肝臓のほかにも、脾臓・腎臓・そけい部・子宮部位のパーツを変更することができます。
腹部診察技術・診断能力の習得で、基礎から臨床での実践力向上につながります。
呼吸性変動に対応した肝臓触知
フットスイッチで、肝臓の上下を操舵でき、呼吸による位置の変動を再現します。
一人でもスムーズなトレーニングが可能です。
模擬聴診器で腹部の血管音と腸蠕動音を聴診
腹部の血管音と腸蠕動音が内蔵されています。
アセスメント部位
骨格: 骨盤/胸郭下部/肋骨/肋骨縁/剣状突起/恥骨/上前腸骨棘
肝臓:正常/慢性肝炎/肝硬変(前期)/肝硬変(後期) 打診と呼吸性変動に合わせた三段階の触診が可能
鼠径部:正常/リンパ腫
脾臓:正常/肥大(小)/肥大(大) Traube三角の打診と触診で、脾臓肥大の確認が可能
腎臓:正常/のう胞/水腎症 腎臓の浮球感を再現()
子宮:正常/筋腫
聴診:腎動脈雑音/腸音(正常・サブイレウス)/大動脈雑音/総腸骨動脈雑音
活用事例
OSCEのプレ演習
01. 事前学習:Eラーニングなどの教材を用いて腹部アセスメントに関する知識の習得
02. デモンストレーション:指導者が腹部アセスメントモデルを使ってアセスメントのお手本を見せる
03. グループ演習:グループ毎に腹部アセスメントモデルを使って演習を行う
04. プレゼンテーション:OSCEの手順に従い、核グループから代表1名が出て課題を行う
05. フィードバック:指導者やグループメンバーによるフィードバックを行う