Discover
Kyoto Kagaku
私たちの歴史とこれから先、
目指す姿を紹介します

History

1891年、京都で創業
日本の医学・看護教育教材の草分け的存在

私たちのルーツは1891年に島津製作所の創業者・島津源蔵が始めた科学標本製作に遡ります。
その後、1948年に島津製作所標本部を事業継承して、株式会社京都科学は誕生しました。当時は生物、地学関連の模型、標本、実験器具を製造販売していました。
1950年代に入り、新規事業の模索が始まりました。新素材を活用した文化財の複製事業、理科分野以外での模型製作をスタートさせました。スタート当時は苦難の連続でしたが、日本が経済発展していく中で、文化関連の事業も成長しました。文化財の複製品、模型の製作だけでなく、文化施設の展示企画まで事業を広げていきました。理科教育分野については、教育への貢献範囲を、医学・看護教育を支えるシミュレータや実習モデルへと拡げてきました。
現在は、事業を医学・看護教育を支えるシミュレータや実習モデル分野に集中しています。日本において医学・看護教育教材の草分け的存在かつトップメーカーとして歩みをつづける私たちは、京都から世界へとフィールドを広げています。

会社沿革
1891島津源蔵が標本類の製作を開始
1895島津製作所内に標本部を設置
1930ファイバー製マネキンを開発
1944第二次世界大戦により、工場閉鎖
1948京都科学設立photo
1948米国との貿易を再開し、工場を再開
1954合成樹脂材料による仏像、人体模型の製品化に成功
1967樹脂製の人間の骨格モデルの商業生産開始photo
1995日本国際文化協会(JICA)プログラムの一環として外国人研修生向けの教育プログラムの提供を開始
2000シミュレーター「イチロー」の開発、心臓病患者シミュレーター、ISO9001認定
2003「Simulator “K”(イチロー)」および「LSAT(ラング)」米国特許。眼底診察シミュレータ「EYE」日本特許
2009第43回グッドカンパニー大賞が中小企業庁から表彰されるphoto
2010本社・工場を新築photo
2014ロサンゼルス事務所を子会社化し「Kyoto Kagaku America Inc.」を設立photo
2017香港に香港駐在員事務所を開設
2019ドイツに欧州駐在員事務所を開設

Product Lineup

シミュレーション教育の普及を使命として

創業時から続く人体模型を起源として、人体の質感や注射の際の感覚を再現した実習モデル、心音や肺音などの音を再現した聴診モデル、X線や超音波を使用して人体同様に撮影できるファントムなどの製品を展開してきました。近年では従来の製品群に加え、シミュレーション教育の普及を使命として、症状の変化を再現したり、評価やフィードバックを行うシステムを搭載したシミュレータなど、教育内容の変化や医療技術の高度化に対し、あらゆる医療職のみなさまにご活用いただける製品を提供しています。

シミュレータ・
トレーニング
モデル
photo
医療画像用
ファントム
photo
学修支援システム
photo
模型・標本
副教材
photo
製品年表
1948「京都科学標本株式会社」設立
1954ビニール製乳幼児人形をはじめとする実習用モデルを発売
1967人体と近似の放射性特性をもつファントムを島津製作所と共同開発
1980初の看護実習モデル「ケイコ」発売
1982標準人体ファントム完成
1985採血静脈注射シミュレータ発売
1995心臓病患者シミュレータ「イチロー」発売
2000万能実習モデル「さくら」発売
2005超音波診断ファントム「ECHOZY」発売
2006フィジカルアセスメントモデル「Physiko」発売
2010縫合手技評価シミュレータ発売
2015介護福祉教育のための介護実習モデル「ケイコ」発売
さくら後継品の万能型看護実習モデル「八重」発売
2017多職種連携ハイブリッドシミュレータ「SCENARIO」発売
2018「Konoha」をはじめとする母性助産関連のシミュレータを発売
2019ロングセラーの看護製品群(シンジョー・導尿ほか)をリニューアル

Technology and Quality

Made in Kyoto, Japanの品質

「オンリーワンのものづくり、ナンバーワンの品質」。これが、京都科学の品質方針です。ナンバーワンの品質を実現するため、私たちは自社で製品の企画開発・製造・販売・アフターフォローまで一貫体制で対応しています。お届けした製品が問題なくお使いいただけるよう、検査基準にしたがい1点1点、品質検査を行っています。これからも皆様からのお声をもとに品質基準を改善し、信頼の向上に努めます。

R&D

現場の声をかたちにする創造性

オンリーワンのものづくりのため、私たちは、モデルのかたちや質感を再現する造形チームや材料チーム、シミュレータを動かすITチームや機電チームなど、様々な分野のスペシャリストがチームワークで製品を自社開発しています。また、学会・医療機関や教育現場と連携し、医療教育のエキスパートと協働で、さらに産学連携による知の共有によって、これまでに数々の画期的な製品を生み出してきました。
これからも 「ものづくりで教育に感動を。」をモットーに、教育現場の声に真摯に耳を傾けながらチャレンジし続けます。

Grobal Presence

世界60か国以上からの信頼

私たちは、1909年のアラスカ・ユーコン太平洋博覧会で人体模型が大賞を受賞(前身である島津製作所標本部時代)して以降、現在に至るまで、世界へ製品を届けてきました。現在では、60か国以上の国々の大学や医療機関で採用されています。また、私たちの製品を安心してお使いいただけるよう日本、アメリカ、香港、ドイツの自社拠点と、40か国以上の販売店網を活かしたメンテナンス体制を整備しています。
今後も、さらなるグローバル化を目指して、シミュレーション教育の普及に努めます。