CVC穿刺挿入シミュレータⅡ
監修・指導:千葉大学医学部附属病院 総合医療教育研修センター長 田辺 政裕
大阪樟蔭女子大学大学院 人間科学研究科 人間栄養学専攻 専攻長 教授 山東 勤弥
大阪樟蔭女子大学大学院 人間科学研究科 人間栄養学専攻 教授 保木 昌徳
杏林大学医学部麻酔科学教室 徳嶺 譲芳
安全で的確な中心静脈穿刺・カテーテル挿入技術の習得のための実習用モデルです
特長
- 解剖学的理解と3種のアクセスルート:鎖骨下静脈、内頸静脈、経鎖骨上鎖骨下静脈
- 合併症の再現
- リアルな感触:
ー軟組織の抵抗
ー骨格の感触
ープローブ圧で変形する柔らかな静脈を再現
ー血管壁貫通時の感覚 - 超音波ガイド下穿刺に対応
- 基礎から臨床へー段階的習得
合併症の再現
シミュレータだから「失敗を体験できる」「失敗を目で確認できる」
- 動脈穿刺:赤色の模擬血液吸引
- 気胸:空気の吸引
- カテーテル先端位置不良:目視
■ブラインドパッドⅡ:
模擬血液用着色剤(赤・青)を使用し水に色を付けることで
静脈と動脈の見分けをつけることができます
■CVCカテーテル挿入パッド/超音波パッドⅡ:
超音波で静脈と動脈の確認ができます
ラインナップ
透明パッド
静脈・動脈・骨格・肺など視覚的に解剖を理解する
● 静脈の分岐や骨格との位置関係、針、カテーテルの深さ、角度を確認できます。
● カテーテルのアプローチや穿刺角度の特性と合併症の関係を学ぶことができます。
● 手技の流れを確認できます。
超音波ガイド下穿刺トレーニングパッド
超音波ガイド下穿刺の基本的なトレーニングに最適
● 模擬血管は直線及び曲線走行の2種類。
● 模擬血管は一方が浅く、もう一方が深くなるよう配置されています。
● 穿刺針が模擬血管前壁に触れた際に、実際と同様の凹みが生じます。
CVCカテーテル挿入パッド
カテーテル挿入・抜去までのトレーニングができる
○カテーテルやダイレータを挿入することができます。
○穿刺痕からの水漏れがしにくく、ヒトに近い穿刺感の素材です。
○気胸や動脈誤穿刺など合併症も確認できます。
○別売のパーツで動脈の拍動も再現できます。
※一回の実習での使い切りを原則としております。水溶性の素材を使用しており、外気に触れると乾燥・変質しますので、ご使用時以外は開封しないでください。
超音波パッドⅡ
超音波ガイド下で穿刺のトレーニングができる
【穿刺法】内頸静脈穿刺法・鎖骨下(腋下)静脈穿刺法の練習ができます
○人体に近似した超音波画像が得られる構造のため、超音波ガイド下穿刺法特有のテクニックや留意点をトレーニングできます。
※カテーテル挿入は、CVCカテーテル挿入パッドのご使用を推奨いたします。
ブラインドパッドⅡ
ランドマーク法のトレーニングができる
【解剖】骨格や血管を触診し、穿刺挿入部位を確認しながらトレーニングします。総頚動脈触診/鎖骨・胸骨切痕触診
【穿刺法】鎖骨下静脈穿刺法・経鎖骨上鎖骨下静脈穿刺法・内頸静脈穿刺法の練習ができます。
【拍動】動脈拍動用ポンプ(手動)を使って再現することができます。
【手技の成功】カテーテル(又はガイドワイヤー)が上大静脈に入ったことを目視で確認し、手技の成功を知ることができます。
論文
Ultrasound-guided subclavian venipuncture is more rapidly learned than the anatomic landmark technique in simulation training.
Joho Tokumine, Hisao Matushima, Alan Kawari Lefor, Hiroshi Igarashi, Kazuyuki Ono,
The Journal of Vascular Access 2014
DOI:10.5301/jva.5000318
超音波ガイド下穿刺練習用シミュレータ“リアル・ベッセル”
徳嶺譲芳 新田憲市 石森謙太 長谷川正嗣 中江悠介 須加原一博,
臨床麻酔 Vol.31/No.6(2008-6)
Effectiveness of a training program using a mannequin-based simulator for central venous catheterization
Masahiro TANABE1),Masami TAGAWA SADAHIRO 2), Shigeto ODA2)
1)Health Professional Development Center, Chiba University Hospital, Chiba, Japan 2) Department of Emergency and Critical Care Medicine, Chiba University School of Medicine, Chiba, Japan、
Igaku Kyoiku / Medical Education (Japan)
Vol. 40 (2009) No. 5 P 327-332 Language: English Japanese Previous Article |Next Article http://doi.org/10.11307/mededjapan.40.327